舌下免疫療法
平成26年10月より、スギ花粉症の舌下免疫療法治療薬「シダトレン」が発売され、保険診療が可能となっています。そして当院では、他院様に先駆けてこの舌下免疫療法を行っております。
尚、舌下免疫療法を行うにあたっては、開始前に適応を決める検査がありますので、まずは一度当院を受診して下さい。
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TEL:03-6265-3885
アレルゲン免疫療法(減感作療法)は、症状の軽減や薬剤使用量の減少だけではなく、自然治癒が期待できる治療法です。
しかし、従来から行われてきた皮下投与法は、頻回の通院が必要であり、稀とはいえアナフィラキシーショックのリスクがある点などが問題でした。一方、舌下免疫療法は、投与に際しての痛みがなく、重篤な副作用の発現がほとんどないとされ、この度の保険適応によって国内に普及することが期待されています。
- アレルゲン免疫療法とは、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を少しずつ体内に吸収させることで、アレルギー反応を弱めていく治療法です。
- アレルゲンを体内に入れる方法は、主に注射による皮下免疫療法と舌の下の粘膜から投与する舌下免疫療法があります。
- 従来、アレルゲン免疫療法は皮下免疫療法が中心でした。しかし、舌下免疫療法では注射の痛みや通院の必要がないこと、そして全身に及ぶ副作用の発現率が低いため安全面から注目が集まっています。
舌下免疫療法の適応
- 舌下免疫療法に限らずアレルゲン免疫療法を行う絶対的な適応は、まず血中のスギ花粉に対する抗体が上昇していることです。
- アレルゲンの関与が明確ではない好酸球増多性鼻炎や血管運動性鼻炎(本態性鼻炎)では、アレルゲン免疫療法の適応はありません。
開始時期
花粉症のシーズン前、1月初めまでには開始する必要があります。
尚、花粉飛散期には開始できませんので、スギとヒノキの花粉が終わってからの治療開始となり、6月から11月に治療を開始するのが望ましいでしょう。
増量期(1~2週目)
通常、増量期として投与開始後2週間、増量の用量(各種アレルゲン製品により異なる)を1日1回、液剤では舌下に滴下し、錠剤では増量に合わせた1錠を舌下で2分間保持した後、飲み込みます。
尚、その後5分間はうがいと飲食を控えて下さい。
維持期(3週目以降)
増量期終了後、維持期として液剤では1日1mL、舌下に滴下し、維持量の錠剤では1錠を舌下で2分間保持した後飲み込みます。
尚、その後5分間はうがいと飲食を控えて下さい。また、2年間はこの投与を毎日継続します。
~治療前に知っておいて頂きたいこと~
- 現時点では、アレルゲンエキス製剤が保険適応となるのはスギ花粉症のみです。
- 十分な効果が得られるまでには少なくとも2年以上の治療期間が必要です。
- 新薬のため、約1年間は2週間毎の受診が必要となります。
- 治療に反応しない人を投与開始前に確実に予測することは困難です。
医院概要
〒162-0822 東京都新宿区 下宮比町3-2
飯田橋スクエアビル2F
TEL:03-6265-3885
飯田橋駅東口郵便局のあるビルの2階です。
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・JR飯田橋駅 東口より徒歩2分
診 療 時 間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
09:30~12:00 | - | ||||||
17:00~19:00 | - | - | ※ | - | - |
※第3金曜日の午後のみ休診、もしくは予約診療になります。
・土曜日の診療は、第2土曜日となります。
・休診日:第1・3・4・5土曜日、日曜、祝日
飯田橋スクエアビル1階日本調剤薬局さんの横エントランスを入り、奥エレベーターで2階にお上がりください。